「決算書・財務諸表」分野の本

Books on Financial statements and accounting

決算書・財務諸表について学びたい方、読めるようになりたい方のため書籍ガイドです。

ここに載せている本はどれもお勧めできますが、初心者は、自分が読みやすい、分かりやすいと感じる本見つけるのが大事なポイントです。
(そのためには、いくつか読み比べてみると良いでしょう。)


初心者の一冊目: 
取りつきやすいストーリー仕立ての読み物で学びたい方に
餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?, 
林 總, 2011,
PHP研究所(PHP文庫)
研修の事前課題でお勧めすることが最も多い入門者用の一冊。何よりもストーリー形式で読みやすいのが特長。財務会計と管理会計の両方をカバーしています。きちんと理解する目的よりは、会計の役割に関心をもつ導入編として適しています。
2006年出版単行本の文庫版。



初心者の一冊目: 
決算書を簡単に読むためのポイントや指標を知りたい方に
決算書はここだけ読もう 2018年版
矢島雅己, 2017/8, 弘文堂(ムック本)
「理解」にそれほどこだわらず、読めればいい、という入門者にお勧め。各種財務指標や最近の決算事例(15社ぐらい)が豊富に掲載されているのも特長。営業系の方は、むしろこういうタイプの方が向いていることが多い。理解にこだわらず、話についていくことの方が大事、という方に適しています。毎年新しい版が出ています。



初心者の一冊目: 
決算書(財務諸表)について、きちんと理解したい方に
【増補改訂】財務3表一体理解法 , 
國貞克則, 2016, 朝日新聞出版(朝日新書)
財務3表のつながりをきっちり理解したい人にお勧め。新書なので持ち歩きやすい。ただし、理解するためにはじっくり読む必要がある。同じ著者で「財務3表一体」ものがストーリー形式や図解のものがあるで、自分に合ったものを選ぶのがお勧め。



初心者の一冊目: 
決算書(財務諸表)について、きちんと理解したい方に
図解「財務3表のつながり」でわかる会計の基本, 
國貞克則, 2014, ダイヤモンド社
※2007年に出た「超図解『財務3表のつながり』で見えてくる会計の勘所」の増補改訂版。
財務諸表の基礎知識に加えて、会社の活動(取引)に応じて、財務3表(BS,PL,CF)がどのように変わるのかを解説してくれるので、3表のつながりがわかります。同じ著者で、このコンセプトで解説してくれる本が他にもいくつかあります。
この本は初心者には、やや盛りだくさんかもしれません。



初心者の一冊目: 
エッセンスだけを短時間で学びたいかたに
27歳知識ゼロからの25分でわかる決算書入門, 
吉澤 大, 2010, 中経出版
ピンクの表紙、「25分でわかる」というタイトル、それに、“「上司や後輩から『会計通』と思われる」ことを目指した“ というコンセプトから、軽そうな印象が先立ちますが、実はエッセンスがしっかり押さえられています。



初心者の一冊目: 
基礎知識をきちんと学びたい方に、手元に置いておくと便利
ベーシック 財務諸表入門<第6版> , 
佐々木 秀一, 2011, 日本経済新聞社(日経文庫)
入門者で基礎知識をきちんと学びたい方にお勧め。文章に加えて簡単な図表や計算例があり、各章(I-V)の冒頭には要点を示したチャートがあるのでわかりやすい。財務3表(BS, PL, CF)の解説(章 I-III)は、全ページ数のうち約半分の80ページほどで、細か過ぎず入門者に適している。国際会計基準について詳しい。比率分析の指標(ROEや自己資本比率など)について知りたい方は別の本などが必要。やや大きめの新書サイズ。本文は横書き、グリーンと黒の2色刷り。



初心者の二冊目: 
一通り学んだうえで、BSをもっとしっかり理解したい方に
世界のエリートがやっている 会計の新しい教科書
吉成 英紀, 2014年, 日本経済新聞社(単行本)
決算書・財務諸表がよくわからない、というのは、結局のところ、BSが理解できてないからだと思います。この本は、著者の言う「BSアプローチ」で、BSの意味がよくわかります。 PL,BSの知識は一通りあるけれど、BSをつかみ切れない という方に最適です。強烈な前書き(イントロダクション)を前向きに捉えて読み進めましょう。



初心者の二冊目: 
経営的視点、ビジネスモデルと関連づけて理解したい方に
「儲かる会社」の財務諸表 48の実例で身につく経営力・会計力, 山根 節, 2015年, 光文社(新書)
基礎学習のあと、財務諸表を経営的な観点で読めるようになりたい方にお勧めします。著者は財務諸表を「アバウトにとらえる」ことを勧めており、分析指標などは出てきません。いくつもの事例の中から興味のあるところだけ読んでもよい。比較的新しく、話題の企業の財務諸表がグラフ化されて比較されている。ビジネスモデル的な観点と関連付けてあるので面白く読める。


経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ, 山根 節, 2005年, 光文社(新書)
ほとんどのビジネスパーソンにとっては、決算書・財務諸表は、経営状態を把握するための情報源、つまり経営的視点を持つためのツールです。
この本は、会計情報を、経営の大局(つまり経営的視点)をつかむツールと位置づけて、経済やビジネスモデルと関連づけた読み方を解説してくれます。務諸表を経営と関連付けて読む、という著者の姿勢がはっきり表れています。少し古くなってしまったのは残念ですが、同じ著者が新しく出された「『儲かる会社』の・・・」よりも読みやすいはずです。私の周りの会計が専門でない人たちから好評でした。



初心者の二冊目: 
固変分解・損益分岐点分析について学びたい方に(管理会計分野)
変動損益計算書の作り方・使い方, 
赤岩 茂・桐谷美千子, 2008, 中経出版(中経実務Books)

費用を固定費と変動費に分け直した損益計算書を、変動損益計算書と言います。(決算書の損益計算書は固定費・変動費の分類は認められないので、会社内でのマネジメントに使う管理会計の分野になります。)
この本は固定費・変動費の分け方や、損益分岐点や目標利益に必要な売上高を求める手法をわかりやすく解説しています。とくに中小企業での経営計画作成を実践したい方に向いています。




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