ROAの意味を直感的につかむ

2013/05/16 23:41 に Naota ASAO が投稿   [ 2013/05/16 23:42 に更新しました ]
Making sense of ROA

財務分析の研修で、ROAやROEという資本利益率の指標を取り上げます。
上場企業にとっては極めて重要な利益率指標ですが、多くの受講者には、「資本(資産)に対する利益率」というものがイメージしづらいようです。

直感的にわかる説明方法として、最近わりと良い反応を得ているのが、マンションを題材にした説明です。
一部をご紹介します。

◆マンション経営とROA

マンションアルファは、年間の家賃収入が12百万円。
ところが税金を含め、もろもろの費用を引くと、残るのは3百万円です。

これを純利益とし、家賃収入を売上高とすると、売上高利益率は、3百万円÷12百万円=25%。
けっこう高い利益率のマンションではありませんか!?

このマンションを経営しようと思いますか?

いやいや、抜け落ちている数字がありますね。いくらのマンションか、です。

マンションアルファを買うには1億円かかります。つまり資産額1億円(=100百万円)です。

とすると、1億円をマンションアルファに投資したときの運用利回りは
純利益3百万円÷投資額100百万円=3%(年率)。
これが資産利益率(ROA)で、預金金利と比較可能な率です。

会社の中で働く私たちは、家賃収入にあたる「売上高」を基準に利益率を捉えることが多いのですが、
投資家の立場では、マンションの価格にあたる資産額を基準に利益率(利回り)を捉える方が大切です。

いかがでしょう、ROAのイメージが湧いたでしょうか?

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