エンパワーされた人才づくり


「経営視点」とは? What is "a Holistic View of Business"?


企業経営の中長期的な課題の一つに経営人材」の育成(development of business leadersがあります。経営人材には対人能力としてのリーダーシップが必要なだけでなく、「経営視点」も不可欠です


ところで、よく「経営者の目線まで視座を上げる」「俯瞰的な視点を持つ」と言われますが「経営視点」は具体的に何を指すのでしょうか? 


弊社では次の3つの要素捉えています。


) 広く事業・企業全体を捉える〔全体観〕

2) 事業・企業活動の主要部分とその相互のつながり、業績等への影響を把握するしくみの把握〕

3) 組織とその活動全体について当事者意識と責任感を持つ〔当事者意識〕


 広く事業・企業全体を捉える〔全体観〕

最も「視点」らしいものです。大組織で仕事をしていると、所属部門(機能部門)の視点に偏ってしまいがちです。まず事業単位でひとまとまりの活動として捉える視点を持つことが必要です。


そのために、企業活動全体を捉えるためのフレームワークを知っておくことが効果的です。「財務諸表」はそのための基本ツールです


もっとも全体」を捉えるときに「自社」の枠内だけを見ればよいわけではありません。顧客や取引先(販売先、供給元)、競合他社、社会情勢なども視野に入れておくべきです。つまり、企業活動に影響する経営環境全体まで視野を広げるのが望ましいわけです


時間軸上でも、目先だけでなく遠い将来まで視野を広げることを忘れてはなりません。



2) 事業・企業活動の主要な部分とその相互のつながり、業績等への影響を把握するしくみの把握〕

ただ広い視野を持って見ればよいわけではありません様々なファクターがつながって、企業活動や業績にどのような影響をもたらすかを把握しておく必要があります。


細かい部分まで捉えようとするとキリがありません重要なのは細かさではなく、どのファクターが業績に与えるインパクトが大きいかを把握推測できることです。この判断を誤ると経営資源の配分がうまくいきません


さらに短期的なインパクトと長期的なインパクトのバランスを取る視点も重要です。



3) 組織全体とその活動について当事者意識と責任感を持つこと〔当事者意識〕

とんどの人は、自分の担当している業務について「当事者意識持っているはずです。「経営視点」として必要なのは、経営主体全体、つまり事業部や会社全体、あるいは企業グループ全体についての当事者意識です。組織の行く末についての責任感を伴うものです。


意思決定において最終的な責任者として、その結果から逃げられない立場に立つことを意味します。


そのため、多くの組織ではトップ以外は、会社全体についての当事者意識を持ちにくいものです。しかし、トップつもり想像力を働かせて意思決定する訓練必要です外的要因で業績が悪化したときも主体的に立ち向かう姿勢が求められます。



以上が、「経営視点」を構成する3つの要素です。


「視点」というと単に「あり」か「なし」かのようですが「経営視点」にも他の能力と同じように「レベル(範囲)があります段階的にレベルを高めていく育成施策が望ましいと言えます。


弊社では、1)の全体観の基礎となる「財務諸表」を学習するプログラムを提供しています。また、経営を擬似体験するプログラムは、全体観に加え、2)しくみの把握3)当事者意識の養成に効果です。


ぜひ、貴社の経営人材育成にご検討ください。



写真
主要研修プログラム一覧研修用ツール