2012年を迎えて

Post date: 2012/01/04 8:09:54

よりよい未来を描いて、今ここにない危機に立ち向かう

大きな出来事が相次いだ2011年が終わり、新しい年を迎えました。

2011年が私たちに教えてくれたことは、世界はつながっている、

ということです。

例えば、私たちは原発の賛否に関わらず、原発の電力を使い、

ある程度まで依存していたことを知りました。

また、欧州で起きた債務危機は、日本では回りまわって

消費税の増税方針となって表われています。

とはいえ、災害や危機の影響を直接受けた人は、

否応なく変化を迫られましたが、

目の前の危機が小さかった私などは、

それに比べれば微々たる変化に留まっています。

しかし、よく「復旧から復興へ」と言われるのと同じように、

ベースとなる環境がいったん変わってしまったら、

元通りになる道はなく、次のステージに進むしかありません。

それがどのような姿になるのかは、私たち自身に、

私たちがどのような未来を望み、創るかにかかっています。

2012年もそれ以降も、世界は劇的な変化を続けるでしょう。

これまで以上に相互に影響を与えあって、加速的、同時進行的に、

変化していくと考えられます。

残念ながら、その中で危機や災害も起こると覚悟しなければなりません。

私たちが今、取り組むべきことは、

危機が目前に迫るのを待たずに、

望ましい次のステージの姿を描くことではないでしょうか。

個人、家族、職場、地域、国、世界、等々、

どのような大きさの絵を描くかは、それぞれ様々でしょう。

いずれにせよ決して楽な道ではありませんが、

変化に翻弄されるよりも手応えを感じられる生き方ではないでしょうか。

「よりよい未来を描いて、今ここにない危機に立ち向かう」

その強い意志と勇気を、皆さんと分かち合いたいと思います。

朝尾直太

株式会社オープンパワー 代表取締役