外付けモニターを活用する
今さらですが、ノートPCで仕事をしている方で、もしまだなら、外付けモニターの利用をお勧めします。というのも、先日、私より少しだけ年配の方と話していて「持っているのに使っていない」と伺ったからです。もったいない!
外付けモニターのメリット
画面が2倍以上の大きさになるので、広くて目に優しい
2画面になるので、2つのウインドウを同時に開いて作業できる
目の高さに置くことができるので、姿勢も悪くなりにくい
「ノートPCの画面で足りる」という方もいると思いますが、一度外付けモニターに慣れたら快適過ぎて、ノートPCだけだと窮屈に感じるほどです。外付けモニターは安いので、持っていない方にもお勧めできます(もちろんPCの使い方次第ですから「すべての人に」というわけではありません。)
細かい使い方は、人それぞれでよいと思いますが、ご参考までに私の例を紹介しておきます。以下、Windows PC が前提です。
外付けモニターのサイズは、23インチワイド。Dell のを、もう10年以上使っています。購入時で2万円強(寿命を考えるとPCに比べて安い!)。もし手に入れば「ワイドでないもの」がお勧め(あとで詳しく)。
位置関係は上下がお勧め。私は、手元にキーボードが来るようにノートPCを置き、傾けた画面の上、背筋を伸ばした目の高さにモニターの上辺が来るようにしています。画面が左右に並ぶように、ノートPCにスタンドをつけたり、外付けキーボードを使ったりしたこともありますが、結局、シンプルな配置に落ち着きました。
ディスプレイの設定は、マルチディスプレイの「拡張デスクトップ」にします。「複製」にする方法もありますが、拡張にすれば別の内容を表示できるので、外付けの分が丸々広がります。Zoom で会議をしながら別の資料を開くときも便利です。
マルチディスプレイの設定では、実際の画面の位置関係に合うように、「1」と「2」を配置しておきます。私の環境では、ノートPCと外付けモニターのの解像度(ドットの数)がちがうせいで、ウィンドウやフォントの表示サイズに違いが出るものの、位置関係さえずれていなければほとんど困りません。
参考: マイクロソフト: アプリケーションで複数のモニターを使用するWindows
外付けモニターを新たに買うときのポイントは3点。
縦幅(短辺の長さ)が大きい
高さ調節ができる
回転(スイーベル)ができる
1. 縦幅(上下=短辺)が広い方が使いやすいです。同じインチならワイドのほうが縦幅が短いので、ワイドでないほうがよいです(しかしあまり売っていない)。私の使っているものが 29 cm(ワイドタイプ)、妻が使っているものは 32 cm (ワイドでない)で、横幅はほぼ同じ。たった 3 cm(10%) のちがいなのに 32 cm の方が快適です。
2. 高さ調節は、とくに外付けモニターとノートを上下に配置する場合に重要です。妻の外付けモニターは高さ調節がなく位置がやや低いので、ノートPCの画面を低く傾けないとぶつかってしまいます。
3. 画面の回転(スイーベル)は、A4縦の文書を編集するときに便利です。モニターを90度回転させると、A4縦がほぼ実寸で全体表示できます。
以上が外付けモニターのメリットと、設置・設定などのご紹介でした。画面が広く使えると作業効率が高まるだけでなく、ストレスも減ります。PCに比べて価格も安く寿命も長いので、投資効果の高い買い物だと思います。