「多様性(ダイバーシティ)」に富んだ社会を築いていくことが、発展への原動力として不可欠

Post date: 2016/05/23 0:16:31

「政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は20日、発達障害がある子供向けの教育の充実などを盛り込んだ第9次提言を安倍晋三首相に提出した。」

(日経新聞 2016/5/21付 記事より)

同提言、「全ての子供たちの能力を伸ばし可能性を開花させる教育へ」(第九次提言)

の「はじめに」より一部抜粋。(文字色変更は引用者)

従来の工業中心の時代から、情報・知識が成長を支える時代に入り、情報通信技術をはじめとする科学技術の発展や急速なグローバル化は、社会の在り方に劇的な変化をもたらしています。近い将来には、IoT(Internet of Things)1や人工知能の進化等により、現在人間が行っている様々な仕事が機械により代替されると予想されるなど、その変化はますます加速しています。

このような情報化時代においては、人間にとって、コンピュータや機械で置き換えることのできない志、創造性、感性等が一層重要になります。社会の在り方としても、一人一人が多様な個性や能力を発揮し、新たな価値を創造したり、互いの強みを生かし合い、人が人としてより幸せに生きることのできる「多様性(ダイバーシティ)」に富んだ社会を築いていくことが、発展への原動力として不可欠と考えられます。