繰延税金資産 Deferred Tax Assets
Post date: 2013/03/29 8:27:22
《繰延税金資産》は、企業の業績が悪化したときに、「繰延税金資産の取り崩しのために損失が拡大」というような文脈で出てきます。業績が悪いときに拍車をかけて利益を減らす(損失を増やす)要因になるわけですから、その簡単なしくみを知っておくと役立ちます。
《繰延税金資産》についての ごく簡単な説明。
すでに支払った税金(の一部)を前払いと捉え、損益計算に計上するのを先送りした(繰り延べた)もの。次の期以降に税金を損益計算に計上するときに充てられる資産とみなす。
ところが、次の期以降に業績が悪化し、それだけの税金がかかる見込みがなくなると、前払いという前提が崩れるので、すぐに取り崩して損益計算に計上する必要がある。
税金(法人税)の計算をするための税務会計と、純利益の計算をするための財務会計とで、法人税を計上するタイミングが異なることから生じる。
※ 会計上の正確さを期した説明ではありません。ご了承ください。