長期的な視野を持つために With Long Term Views
Post date: 2018/04/27 4:55:02
「逆説の法則」(西成活裕・著)を読みました。
長期的な視野を持つために、あえて目先の手間を惜しまずかけるべき、というのが著者の主張。
現代社会の諸問題は「長期的な視野の欠如」によるものが多く、その解決にこの「急がば回れ」的な「逆説」の考え方が役立つ、と。
逆説の法則は4つにまとめられているので、詳しくは本をご覧ください。
経営に直接かかわる分野、企業業績についても取り上げられています。
その一つとして提起されるのが、四半期ごとの開示をやめて、数年間をまとめて評価する長期会計を導入すること。
複数年度の通算会計は、公開されているデータを加工すればできるので、ぜひ開示を進めていただきたい(細かい精度の問題を無視すれば、の話)。
当初はあまり注目されないかもしれませんが、開示されれば発見もあるはず。読み方によっては ESG よりも頼りになるかもしれません。