従業員エンゲージメントが投資の指標になる日

つい先週(2020年3月20日付)の日経にこの記事が載りました。記事の最後はこのように締めくくられています。

"ESG投資家は今、企業の従業員の扱いに監視の目を光らせている。米資産運用大手ブラックロックは「気候変動問題同様、従業員の扱いにも経営陣が責任を持つように圧力をかける」との姿勢を示した。"

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つまり、ESG の E について気候変動問題への対応が重要な投資選別の指標になっているが、コロナ感染拡大をきっかけに、S の中の従業員待遇に注目が集まっている、という内容。


そして、今日(2020年3月24日付)の日経のこの記事。

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「エンゲージメント」(=働きがい)を重視し、それを指標化する取り組みが進んでいるという内容。こちらの記事では投資家の視点や ESG という言葉が出てきていない。しかし、両者が密接な関係にあることは明らか。

しかも、SDGs (ディーセントワーク、「働きがいも経済成長も」)とも関連するので、近いうちにこれらが一つの動きになるのは、ほぼ間違いないと思われます。2020年中にはそうした動きが顕在化すると予想。